メインコンテンツにスキップ
Administrator Guide
最終更新: 2025-10-31
設定の考慮事項: 休暇の調整

設定の考慮事項: 休暇の調整

このトピックの内容を、休暇の調整の設定と使用を計画する際の決定に役立てることができます。以下について説明します。
  • 設定する理由
  • Workday のその他の部分への適合
  • 下流への影響と製品間インタラクション
  • セキュリティ要件とビジネス プロセス設定
  • 実装前に考慮しておく質問事項と制限事項
設定の全詳細については、タスクの詳細な説明を参照してください。

機能の概要

休暇の調整では、単一の処理期間における従業員の休暇プラン残数を変更できます。

業務上のメリット

  • 例外的な状況にある従業員の休暇残数を柔軟に増減させ、給与計算に最新の情報を自動的に反映できます。
  • 代休の追跡を容易に行えるようになります。

ユース ケース

休暇の調整を使用すると、以下が可能になります。
  • 病気休暇や忌引休暇などについて従業員の休暇残数を調整する。
  • 従業員またはマネージャが Workday で休暇を申請していなかった場合、遡及的に休暇を記録する。
  • 休暇の調整を使用して、自動的に行われた退職調整を補正する。
  • 従業員の休暇限度を一時停止する。

考慮すべき質問事項

質問
考慮事項
どの休暇および休暇プランを調整するか?
休暇を調整できるのは、残数を追跡するプランのみです。休暇プランの単位に基づいて、時間数または日数で調整を指定できます。
休暇の調整では、調整可となっている休暇のみを調整できます。
いつ調整を入力したらよいか?
休暇付与処理のタイミングによっては、休暇調整の値が引き下げられることや、調整自体が行われないことがあります。休暇調整が有給休暇として記録されるかどうかは、以下によって決まります。
  • 休暇付与処理が発生するタイミング。
  • 処理時点の休暇残数が休暇の下限を下回っているか。
以下の基準に従って休暇付与の処理が行われるように設定できます。
  • 期間の開始または終了。
  • カスタム頻度。
  • スケジューリング ルール。
休暇に下限が設定されている場合は?
休暇限度が設定されていると、休暇調整の値が引き下げられることや、調整自体が行われないことがあります。例: 有給休暇プランの下限がゼロ時間に設定されています。Joan の休暇付与の残数は 9 時間で、6 時間の休暇を取るとします。休暇の調整として「5」を入力した場合、そのうちの 3 時間だけが有給休暇として記録されます。3 時間を超える時間数は、休暇の下限を超過するためです。
休暇の下限とともに、
"無給休暇を許可する最大限度数"
などの休暇に関する検証についても考慮する必要があります。無給休暇に関する休暇の検証がない場合、休暇の調整によって休暇残数がマイナスになる可能性があります。
休暇・休職テーブルを使用するとよいか?
休暇・休職テーブルを使用すると、複数の関連する休暇にわたる休暇申請をグループ化できます。休暇の調整を行っても、休暇・休職階層の休暇残数または休暇イベントは自動的に再評価されません。ただし、1 人または複数の従業員の休暇残数を手動で再計算することは可能です。
休暇が複数の期間にまたがっている場合は?
休暇と休暇付与の調整は、従業員に資格がない期間も含め、任意の期間に対して行うことができます。ただし、休暇の調整を複数の期間にわたって設定することはできません。複数の期間の休暇を調整する場合は、期間ごとに個別に入力する必要があります。
休暇の調整では、単一の処理期間における従業員の休暇単位数を増やしたり減らしたりします。一方、上書きでは、単一または複数の処理期間における標準の休暇付与計算を上書き単位数で置き換えます。個々の休暇を上書きすることはできません。上書きは、休暇付与にのみ適用されます。
休暇計算に調整を反映したいタイミングがある場合は?
選択済みの期間に含まれる任意の参照日を選択できます。調整後、休暇残数は動的に更新されます。
調整対象の期間に対して遡及的に支払処理を実行したい場合は?
Workday 給与計算を使用する場合、前の期間の休暇調整を入力して遡及的に処理を実行すると、Workday 給与計算により調整が取得され、社員の支払が遡って更新されます。
対象の休暇調整の資格が従業員にあるかどうか確認するには?
調整を行う前に、以下を実行できます。
  • "休暇・休職資格の評価"
    レポートを使用して、従業員に休暇の資格があるかどうかを検証します。
  • 従業員プロファイルを確認し、従業員データを資格ルールと比較して、不一致を特定します。
別の国や地域に転勤する従業員の休暇残数を調整する必要があるか?
従業員が転勤すると、休暇プランの資格が変わる場合があります。職務変更により従業員に資格が無くなった場合には、休暇プランを設定することで、別の休暇プランに残数を移動することや、休暇残数を買い取ることができます。
移動残数の買い取りでは、従業員の休暇調整が作成されます。休暇調整の参照日を編集して、支払先の国または支払結果を変更できます。
複数の従業員の休暇残数を調整する必要がある場合は?
"Put Absence Input" Web サービスを使って作成したバッチ ID に調整をリンクさせることで、複数の従業員の休暇残数を調整することができます。
バッチ ID を使用すると、複数の社員の休暇調整を同時に管理することができます。また、誤って行った調整を削除することも可能です。

推奨事項

最適なパフォーマンスを得るために、以下のことをお勧めします。
  • "従業員の休暇残数の再計算"
    タスクの実行時は、すべての従業員、すべての休暇プラン、または現在の日付から 13 か月以上前の開始日を選択しないでください。
  • 一括再計算は夜間またはオフピーク時に実行するようにスケジュールしてください。

要件

休暇に対して
"調整可"
オプションを有効にします。

制限事項

  • 休暇・休職階層の再評価は休暇の調整後に自動的に行われないため、休暇・休職テーブルに含まれる休暇を調整した場合は、階層を再評価する必要があります。既存の休暇イベントへの影響の可能性を減らすため、休暇・休職テーブルの休暇に対する休暇調整は遡及的には行わないことをお勧めします。
  • 休暇を退職調整に使用する休暇として設定すると、退職時にプラン残数を相殺できます。ただし、1,000 単位より大きい残数調整は処理できません。

テナント設定

影響はありません。

セキュリティ

"Time Off and Leave" 業務分野で以下のドメインを設定します。
ドメイン
考慮事項
Process: Calculated Balances (Run)
このドメインへのアクセス権があるユーザーは、特定の開始日に対する休暇プランの計算残数プロセスを実行できます。
Set Up: Time Off (Calculations - Absence Specific)
このドメインへのアクセス権があるユーザーは、休暇に特有の以下のような計算を定義できます。
  • 休暇付与
  • 休暇
  • 休暇プラン残数
以下を定義することもできます。
  • 休暇付与および休暇プラン内で使用される累積期間
  • 期間とそのスケジュール
Worker Data: Time Off (Adjustments and Overrides)
このドメインへのアクセス権があるユーザーは、従業員の休暇を調整できます。
Worker Data: Time Off (Limit Overrides)
このドメインへのアクセス権があるユーザーは、従業員の休暇限度を一時停止できます。

ビジネス プロセス

ビジネス プロセス
考慮事項
休暇の訂正
以下が可能になります。
  • 従業員の休暇の調整
  • ユーザーが従業員の休暇を調整する際に動的に生成される編集可能なドキュメント。
職務の変更
"Workday
の変更"
ビジネス プロセスの "
完了
" ステップの後に
"自動休暇付与調整
" サービスステップを追加することをお勧めします。
退職
退職した従業員の休暇残数を調整できます。
"退職" ビジネス プロセスの完了ステップの後に "休暇残数の調整" サービス ステップを追加することをお勧めします。
休暇残数の移動
このサブプロセスにより、従業員の資格が変更された場合に、休暇残数を別のプランに移動できます。

レポート

レポートまたはダッシュボード
考慮事項
Time Off Balances and Liability by Organization
調整が必要な休暇を確定する前に、特定の日付時点における社員の休暇プラン残数に対する引当金を確認できます。
休暇付与/休暇に対する調整・上書き
指定した期間内に組織の休暇に対して行われた調整と上書きを確認できます。
休暇付与/休暇に対する調整・上書き (バッチ ID 別)
"Put Absence Input" Web サービスを使用して複数の従業員に対して行った休暇の調整と上書きのバッチを表示します。
バッチの識別にはバッチ ID を使用できます。
休暇残数
調整を行うかどうかを確定する前に、従業員の休暇残数を確認できます。
以下のデータ ソースを使用して、カスタム レポートを作成できます。
データ ソース
考慮事項
Accrual and Time Off Adjustments/Overrides
このデータ ソースには退職した従業員が含まれていません。そのため、このデータ ソースを使用するカスタム レポートでは、退職した従業員の調整は表示されません。
Workers for Organizations parm for Time Off Liability Reporting
休暇残数に対する組織の引当金を表示し、休暇の調整が必要になる場所を判断するには、このデータ ソースを使用します。

インテグレーション

Web サービス
考慮事項
Put Absence Input
従業員の休暇調整または既存の調整に対する更新を Workday にロードするには、この Web サービスを使用します。バッチ ID を使用すると、複数の従業員の調整を一括ロードできます。
Get Absence Inputs
Workday から従業員の休暇調整の詳細を抽出するには、この Web サービスを使用します。

関連性のある機能

関連性のある機能
考慮事項
タイム トラッキング
入力された休暇を調整できます。
Workday 給与計算
調整を行うと、従業員の休暇に基づく給与計算の支給に影響する可能性があります。
サードパーティの給与計算
サードパーティの給与計算インターフェイスでは、給与計算の支給に影響する休暇調整を検出できます。
Workday が提供する Touchpoints Kit とリソースは、テナント内の構成の関係を理解するのに役立ちます。詳細は、 Workday CommunityのWorkday Touchpoints Kit を参照してください。