設定の考慮事項: 後継者育成
このトピックの内容を、後継者育成の設定と使用を計画する際の決定に役立てることができます。以下について説明します。
- 設定する理由
- Workday のその他の部分への適合
- 下流への影響と製品間インタラクション
- セキュリティ要件とビジネス プロセス設定
- 実装前に考慮しておく質問事項と制限事項
設定の全詳細については、タスクの詳細な説明を参照してください。
機能の概要
後継者育成は、ポジションに異動する準備ができている候補者を特定するプロセスです。以下を使用して、社内および社外の候補者がポジションに異動する準備ができているかを追跡できます。
- 後継者育成プラン
- 後継者プール
業務上のメリット
後継者候補を追跡することで、以下のメリットが得られます。
- 重要なロールに空きが発生した場合の欠員補充までの日数を減らす。
- そのようなロールに常に担当者が就いているようにする。
後継者となる社内候補者を育成することは、社員のエンゲージメントと能力開発に寄与します。
ユース ケース
後継者育成プランを使用すると、以下のポジションを補充できます。
- 組織内の上位レベルのリーダーシップ ポジション。
- 独自技術の高度な知識が必要なポジション。
- ビジネスの成功に欠かせない、専門的なスキルが必要なポジション。
後継者プールは、特定の職務プロファイルに適合する候補者を追跡するもので、ファースト レベルやセカンド レベルのマネージャなど、下位レベルの職務を補充するのに適しています。
考慮すべき質問事項
質問 | 考慮事項 |
|---|---|
タレント プールと後継者プールとの違いは何ですか? | 後継者プールでは、社内候補者の即応性を評価して、職務プロファイルに適合する社外候補者を検討することができます。タレント プールはそれより汎用的に使用できます。例えば、能力開発、追跡、プランニングの目的で従業員を管理するのに役立ちます。タレント プールでは、従業員を手動で指定する、または特定の資格条件に基づいて従業員を自動で指定するように設定できます。一方、後継者プールでは常に手動で従業員を指定する必要があります。タレント プールでは後継者育成プランを入力できますが、後継者プールでは入力できません。 |
後継者プールと後継者育成プランにはどのような従業員を追加できますか? | 追跡したいポジションで求められる潜在能力のある社内候補者および社外候補者を追加できます。プロスペクト (関係者外秘) を作成して、後継者プールと後継者育成プランに追加できます。 |
後継者育成ではどのようなロールを優先するとよいですか? | 後継者育成をスムーズに行うには、エグゼクティブ レベルやリーダーシップ レベルなど、ビジネスを成功させる上で重要となるロールを優先します。後継者育成プランでは、組織内の下の階層に行くほど、より多くのポジション候補者を追跡する必要があります。 |
後継者育成を管理する責任者は誰ですか? | 以下のような、後継者育成の管理を支援するロールを割り当てることができます。
|
後継者育成プランと後継者プールは、各種の人材配置モデルによってどのように異なりますか? | これらの違いは、後継者育成プラン、後継者プール、またはその両方を組織で使用するかを決定する際に考慮します。 職務管理組織では、従業員がポジションを離れると、そのポジションの後継者育成プランが保持されなくなり、そのポジションに対しては別のプランを入力する必要があります。ポジション管理組織では、従業員がそのポジションに存在するかどうかに関係なく、ポジションがクローズされるまで後継者育成プランが保持されます。ただし、どちらの人材配置モデルにおいても、後継者育成プランがポジションと別になっている場合は、 "後継者育成プランの移動" タスクを使用して後継者育成プランを復元することができます。 後継者プールは職務プロファイルにのみ適用され、職務管理の人材配置モデルに適切に関連付けられます。ただし、どちらの人材配置モデルでも後継者プールをサポートしています。 |
どのような情報が後継者育成に役立ちますか? | 組織の後継者育成プランでは、社員のパフォーマンスと能力開発に関する以下の指標を活用することができます。
|
推奨事項
後継者となる既存の候補者に関する分析を深めるために、また新規の候補者を特定するために、後継者育成の一環として潜在能力を評価します。
職務候補の追跡を有効にして、潜在能力評価の一環としてマネージャが社員を職務プロファイルに推薦できるようにします。タレント管理者は、
"従業員の検索"
レポートで職務候補ファセット フィルタを使用して従業員をフィルタリングすることにより推薦された候補者を表示し、その候補者を後継者プールまたは後継者育成プランに追加するか判断することができます。後継者育成に組織全体でのアプローチを推進するため、後継者育成ストラテジーを作成して候補者に割り当てます。
職務プロファイルとポジション要件の "重要な職務" のチェックボックスをオンにします。これにより、以下を含む後継者育成関連のレポートに、重要なロールが反映されます。
- 重要なオープン ポジション
- 従業員の検索
- 重要なポジションの後継者育成プラン
後継者育成プランの基盤は、積集合型、勤務地、その他の関連するセキュリティ グループおよびロールではなく、監督組織とするようにします。
要件
後継者育成プランで選択する即応性の値を定義しておきます。即応性の値を選択しないと、後継者育成プランに候補者を追加することができません。
制限事項
後継者育成プランと後継者プールでは、ポジションに関連するスキルに基づいて候補者が自動入力されたり提案されたりすることはありません。ただし、動的なタレント プールを設定して、後継者育成プランを入力することはできます。
テナント設定
影響はありません。
セキュリティ
タレント プールのドメインでも後継者プールと同じ機能を使用できます。
ドメイン | 考慮事項 |
|---|---|
"Jobs & Positions" 業務分野の "Indexed Data Source: Positions"。 | "後継者育成プランなしのポジションの検索" レポートへのアクセス権を付与します。 |
"System" 業務分野の "Mass Operation Management"。
| "My チームの潜在能力/リスクの評価" を一括で開始して、多数の監督組織に対する潜在能力評価を実施することができます。 |
"Recruiting" 業務分野の "Set Up: Recruiting"。
| 後継者プール用にプロスペクトのカテゴリを定義できます ("後継者候補" など)。カテゴリを定義すると、社外の後継者候補のフィルタリングや検索が可能になります。 |
"Talent Pipeline" 業務分野の "Set Up: Succession"。
| ポジションへの異動に対する候補者の即応性レベルを定義する値を作成できます。候補者の追跡、社外候補者の特定、後継者育成ストラテジーの作成も可能になります。 |
"Talent Pipeline" 業務分野の "Set Up: Talent"。
| 以下のような候補者の属性を定義する値を作成できます。
|
"Talent Pipeline" 業務分野の "Talent Pool: Create"。
| 後継者プールを作成できます。 |
"Talent Pipeline" 業務分野の "Worker Data: Succession"。
| 管理者とパートナーは、サポートするポジションの後継者育成プランを管理および表示できます。 |
"Talent Pipeline" 業務分野の "Worker Data: Succession Plan-Any"。
| マネージャは、従業員が属す後継者育成プランを表示することはできますが、プランの詳細を表示することはできません。 |
ビジネス プロセス
ビジネス プロセス | 考慮事項 |
|---|---|
後継者育成プランの管理
| 後継者後継者育成プランの候補者を追跡できます。 |
タレントから従業員を削除 | 退職時に従業員を後継者育成プランおよび後継者プールから自動的に削除できます。 |
能力開発プランの開始 | 潜在能力評価を "能力開発プランの開始" のサブプロセスとして含めることができます。潜在能力/リスク評価の結果は、後継者育成の参考に使用できます。 |
パフォーマンス レビューの開始 | 潜在能力評価を "パフォーマンスレビューの開始" のサブプロセスとして含めることができます。パフォーマンス レビューの結果と潜在能力評価の結果は、後継者育成の参考に使用できます。 |
レポート
レポート | 考慮事項 |
|---|---|
従業員の検索
| 最大 5 人までの従業員を直接比較し、後継者の候補を評価できます。 |
後継者育成プランのサマリ
| 組織のすべての後継者育成プランについての詳細を表示できます。 |
後継者育成プロファイル
| 従業員の後継者育成プランを表示および編集すること、ならびに従業員を別の後継者育成プランに追加することができます。 |
- ポジションの平均候補者数
- Retirement Eligibility by Critical Job
- Top Talent on Succession Plans
- Succession Plans at Risk
インテグレーション
影響はありません。
関連性のある機能
Workday が提供する Touchpoints Kit とリソースは、テナント内の構成の関係を理解するのに役立ちます。Workday Touchpoints Kit の 詳細については、Workday Community を参照してください。