設定の考慮事項: Skills Cloud
このトピックの内容を、Workday Skills Cloud の設定と使用を計画する際の決定に役立てることができます。以下について説明します。
- 設定する理由
- Workday のその他の部分への適合
- 下流への影響と製品間インタラクション
- セキュリティ要件とビジネス プロセス設定
- 実装前に考慮しておく質問事項と制限事項
設定の全詳細については、タスクの詳細な説明を参照してください。
機能の概要
Skills Cloud は機械学習機能を搭載したスキルのリモート コレクションです。従業員や候補者はこのコレクションからスキルを選択できます。管理者は、Skills Cloud を使用して資格条件、要件、タレント データを作成でき、付加的な管理も必要ありません。Skills Cloud を使用して、従業員がラーニング コンテンツ、職務カタログ、フレックス チーム、プロジェクトにスキルをタグ付けできるようにすることも可能です。
業務上のメリット
Skills Cloud を利用すると以下が容易になります。
- スキルに基づく従業員や候補者の識別 (スキルは本人が選択)。
- スキル データの管理。
また、Skills Cloud を使用した場合、従業員や候補者は関連スキルをより簡単に検索できます。
ユース ケース
Skills Cloud では以下が可能です。
- クラウドソーシング スキルおよび管理スキルを Skills Cloud スキルに変換する。
- 従業員の構造化されたスキル評価を実施する。
- 外部のスキルやサードパーティのスキルをインポートし、Skills Cloud スキルと同等としてタグ付けする。
- ユーザーが自分のプロファイルに追加できるスキルの数を増やす (Skills Cloud の管理は不要)。
- 各自が選択した Skills Cloud スキルに基づいて、ユーザーに関するレポートを作成する。
- テナントのスキル データの品質を向上させる。
考慮すべき質問事項
質問 | 考慮事項 |
|---|---|
専有スキルも Skills Cloud に送られますか? | いいえ。顧客テナントの専有スキルが Skills Cloud に追加されることはありません。 |
自社のプレビュー テナントからオプトインしてデータ コントリビューションを行う場合、データはプレビューの Workday Graph に送られるのですか? | データを受け取る Workday Graph は 1 つしかなく、プレビュー テナントと実稼働テナントのいずれの場合も同じです。 |
Skills Cloud は Web サービスにどのように影響しますか? | 参照 ID または Skills Cloud スキルと完全に一致するテキストを入力すると、Web サービスで Skills Cloud スキルをロードできます。入力したテキストとの完全一致が見つからない場合や参照 ID が存在しない場合は、次のスキルが作成されます。
Skills Cloud をサポートする Web サービスでは、引き続きクラウドソーシング スキルと管理スキルもサポートされます。 |
Skills Cloud では従業員にスキルがどのように提案されますか? | Skills Cloud では、従業員が自身のプロファイルでスキルを追加および編集する際にスキル候補が表示されます。 各従業員について、Skills Cloud では以下のソースから取得した明示的なスキルが次の順序で提示されます。
従業員がこれらのソースからのスキル候補をすべて追加すると、Skills Cloud が機械学習を使用して AI が推測したその他のスキルの候補を提示します。 詳細については、 従業員プロファイルのスキル候補 を参照してください。 |
重複するスキルが Skills Cloud スキルに変換される場合、テナントの既存スキルはどうなりますか? | 通常バックグラウンド ジョブが実行され、重複するスキルが Skills Cloud スキルに変換されます。このバックグラウンド ジョブは、Skills Cloud スキルとテキストが完全に一致する、クラウドソーシング スキルおよび管理スキルのみを識別します。 バックグラウンド ジョブが実行されると、重複するスキルが削除され、対応する Skills Cloud スキルに置き換えられます。 削除したスキルから Skills Cloud スキルに使用先が移行されます。 Skills Cloud で言語がサポートされていない場合、重複するテナント スキルのテナントの翻訳が保持され、Skills Cloud スキルに置き換えられます。 |
別名同一のスキルが Skills Cloud スキルに変換される際、テナントの既存スキルはどうなりますか? | 通常のバックグラウンド ジョブが実行され、別名同一のスキルが Skills Cloud スキルに変換されます。 バックグラウンド ジョブにより、すでに Skills Cloud にあるスキルと別名同一のテナント内スキルが特定されます。 バックグラウンド ジョブが実行されると、別名同一のスキルが削除され、対応する Skills Cloud スキルに置き換えられます。削除したスキルから Skills Cloud スキルに使用先が移行されます。 "スキルの管理" レポートに別名同一のスキルは表示されなくなります。バックグラウンド ジョブは 1 時間ごとに実行され、一度に 1,000 件のスキルが評価されます。" スキルの
管理" レポートで "別名同一管理から除外 " チェックボックスをオンにすると、個々の管理スキルを変換の対象から除外できます。 |
Skills Cloud の最新バージョンとの照合で、テナント内のスキルがレビューされる頻度はどのくらいですか? | テナントのスキルは、2 月、5 月、8 月、11 月の最初の水曜日にレビューされます。 テナントのスキルを評価する際、最新の Skills Cloud スキル (英語) とテナントのデフォルト言語で一致するものを比較します。 |
Skills Cloud を有効にする場合、どのレポート フィールドを使用すればよいですか? |
"従業員" ビジネス オブジェクトの以下のレポート フィールドを使用して、さまざまなスキル タイプのレポートに対応できます。
|
Skills Cloud のデータはどこから取得しているのですか? | Skills Cloud のデータは以下から取得されます。
|
Skills Cloud はどのタイプの機械学習ですか? | Skills Cloud には単語表現の機械学習が適用されています。 |
HCM ML 機能およびサードパーティコネクタ GA と Workday Graph イノベーション サービスとの違いは何ですか? | "HCM ML Features" および "Third Party Connectors GA" イノベーション サービスは新しいイノベーション サービスで、さまざまな HCM 機能で機械学習をサポートします。このイノベーション サービスでは、データを提供することなく Skills Cloud を有効にできます。
"Workday Graph" イノベーション サービスでは、具体的に Skills Cloud へのアクセス権が付与されます。このイノベーション サービスでは、Skills Cloud を有効にするには、少なくとも 1 つのデータ カテゴリにオプトインする必要があります。 Skills Cloud を有効にするには、これらのイノベーション サービスの両方ではなく、いずれか 1 つにオプトインする必要があります。 Skills Cloud を有効にするために、"HCM ML Features" および "Third Partner Connecters GA" イノベーション サービスにオプトインすることをお勧めします。 |
推奨事項
- Workday Skills Cloud は、いったん有効にすると無効にはできません。Skills Cloud を本稼働環境で有効にする前に、まず非本稼働環境で有効にすることをお勧めします。Skills Cloud の有効化を元に戻すことはできません。Workday Skills Cloud を有効にすると、Skills Cloud スキルと完全に一致するスキルまたは別名同一のスキルがないか、テナント内のスキルの評価で自動的に開始されます。Workday の自動化されたスキル管理アプローチにより、ユーザーと管理者は、Workday のスキル ベースの機械学習アプリケーションで活用可能な、最も市場相場に沿ったスキル形式を使用できるようになります。このプロセスにより、テナント スキルが Workday Skills Cloud の最も標準化されたスキルに移行および置換されると、元に戻すことはできません。
- Skills Cloud を有効にした後、重複するスキルや別名同一のスキルをバックグラウンド ジョブに移行するのに十分な時間を与えるため、残りのテナント スキルをレビューする前に少なくとも 2 週間待機することをお勧めします。
- テナントの管理スキルが 2,000 を超える場合は、対応付けにテナント スキルを含める機能を有効にする前にスキルの数を減らすことをお勧めします。この推奨事項は、機能の品質を確保するためのものです。
要件
組織のサブスクリプション サービス契約によっては、この機能を有効にするために追加のステップが必要になる場合があります。詳細については、Community のこの記事を参照してください。
制限事項
- Workday Web サービスを使用して英語でのみ Skill Cloud スキルをアップロードおよび取得できます。
- Skills Cloud ライブラリのスキル リストをエクスポートまたは表示することはできません。
- ユーザーがどの Skills Cloud スキルを表示、選択できるかを管理者が設定することはできません。スキルの検索時に、管理スキルを Skills Cloud スキルよりも優先できます。
- 対応付けにテナント スキルを含める機能に関する制限事項は以下のとおりです。
- 英語でのみ使用できる。
- 候補者のスキル マッチングと People Analytics のスキルはサポートされない。
- Skills Cloud スキルも有する 20 個の異なる従業員プロファイルまたは職務補充依頼上の管理スキルにのみ適用される。
テナント設定
"スキルと経験の設定の管理"
タスクで以下の操作を行います。
- "検索結果の上位に表示するスキル"プロンプトから、以下を選択できます。
- Skills Cloud: 管理スキルより Skills Cloud スキルをユーザーに選択させたい場合。
- テナント スキル: テナントに管理スキルの大規模なライブラリがあり、スキル検索でそちらを優先させたい場合。
- Workday が候補および推奨を計算する際に Skills Cloud スキルに加えて管理スキルを使用するには、"対応付けにテナント スキルを含める"チェックボックスをオンにします。この機能は、キャリア ハブや Talent Marketplace など、他の機能の結果に影響します。
セキュリティ
"Worker Profile and Skills" 業務分野で以下のセキュリティ ドメインを設定します。
ドメイン | 考慮事項 |
|---|---|
Set Up: Skills and Experience
| ユーザーは、Skills Cloud を有効にし、従業員にスキル候補を提示できます。Workday のバックグラウンド ジョブにより、重複するスキルおよび別名同一のスキルが Skills Cloud スキルに自動変換されます。 |
Person Data: スキル評価データ
| ユーザーは、 "スキルの評価" ビジネス プロセスから、指定した従業員のスキル評価データを表示できます。 |
Person Data: Skills
| ユーザーは、Skills Cloud スキルを表示できるほか、他のユーザーのために Skills Cloud スキルを入力できます。 |
Self-Service: Skill Assessment Data
| ユーザーは、 "スキルの評価" ビジネス プロセスから自分のスキル評価データを表示できます。 |
Self-Service: Skills
| ユーザーは、 "スキルの編集" タスクで Skills Cloud スキルを選択できます。 |
Suggested Skills
| ユーザーは、他の従業員のスキル候補に関するレポートを作成できます。 |
Person Data: Skill Level
| ユーザーは、別の従業員のスキルに対して生成された見積スキル レベルを表示できます。 |
Person Data: Skill Sources
| ユーザーは、他のユーザーのスキル ソースを表示または選択できます。 |
Self-Service: External Skill Source
| ユーザーは、自分の外部スキル ソースの情報を表示できます。 |
Self-Service: Skill Endorsements
| ユーザーは、自分のスキルの推薦を表示できます。 |
Self-Service: Skill Level
| ユーザーは、自分のスキルに対して生成された見積スキル レベルを表示できます。 |
Self-Service: Skill Ratings
| ユーザーは、自分のスキルのレーティングを表示できます。 |
Self-Service: Skill Sources
| 従業員は自分のプロファイルのスキル ソースを編集できます。 |
Worker Data: External Skill Source
| 従業員は、他の従業員に関する外部スキル ソースのデータを表示できます。 |
Worker Data: Skill Endorsements
| ユーザーは、他の従業員に関するスキルの推薦を表示できます。 |
Worker Data: Skill Ratings
| ユーザーは、他の従業員に関するスキルのレーティングを表示できます。 |
Manage External Skills
| このドメインを使用して、インポートされた外部スキルとマッピングされた外部スキルをセキュリティ保護します。このドメインは、外部スキルとマッピングの管理に使用する Web サービスへのアクセスを制御します。 |
スキル ソースへのドメインに加え、
"スキル詳細の表示"
レポートと "スキル ソースの編集"
タスクでソースを表示するためには、次のドメインへのアクセス権が必要です。
ドメイン | 考慮事項 |
|---|---|
"Performance Enablement" 業務分野の以下のドメイン
| 公開の随時フィードバックをスキル ソースとして表示または選択できます。 |
"Worker Profile and Skills" 業務分野の以下のドメイン
| 認定/資格をスキル ソースとして表示または選択できます。 |
"Talent Marketplace" 業務分野の "Flex Teams"
| 完了したフレックス チームをスキル ソースとして表示または選択できます。 |
"Worker Profile and Skills" 業務分野の以下のドメイン
| 従業員の職務履歴からスキル ソースとして職務を表示または選択できます。 |
"Learning Core" 業務分野の以下のドメイン
| 完了したラーニング コースをスキル ソースとして表示または選択できます。 |
"Staffing" 業務分野の "Worker Data: Historical Staffing Information"
| 従業員の人材配置の履歴からポジションをスキル ソースとして表示または選択できます。 |
"Projects" 業務分野の "Worker Data: Project"
| 完了したプロジェクトをスキル ソースとして表示または選択できます。 |
ビジネス プロセス
"スキルの評価"
ビジネス プロセスを使用して、従業員の構造化されたスキル評価を実施することができます。1 ~ 5 の能力レベルの尺度を使用して、職務プロファイルのスキル、従業員プロファイルのスキル、および従業員のその他のスキルを評価できます。概念: スキルの評価を参照してください。レポート
"Innovation Service Data Details"
レポートにアクセスすると、各 Innovation Service データ カテゴリにどのレポート フィールドのコントリビューションを行うかを確認できます。以下のレポートでは、フィルタ基準に Skills Cloud スキルを使用できます。
- 候補者の検索
- メンターの検索
- 従業員の検索
- スキル別に従業員を検索
カスタム レポートを作成して、完了済みの
"スキルの評価"
ビジネス プロセス イベントからのスキル評価データを表示することもできます。インテグレーション
以下の Web サービスを使用して、Skills Cloud と、Skills Cloud に追加されたスキルを管理します。
Web サービス | 考慮事項 |
|---|---|
Get External Skill Mapping
| 外部スキルと既存の Workday スキルとの間のスキル マッピングをインポートします。 |
Get External Skill Sources
| 外部スキル ソースをインポートします。 |
Get Manage Skills | 従業員の既存のスキルを取得できます。 |
Get Skill Profiles | テナントからスキル プロファイルをエクスポートします。 |
Get Skill Profile Categories
| テナントからすべてのスキル プロファイル カテゴリをエクスポートします。 |
Get Skill Source Precedences
| すべてのスキル ソースの優先順位をインポートします。 |
Get Skill Vendor
| 外部スキルにタグ付けされたスキル ベンダーをインポートします。 |
Get Skills
| スキル アイテムを取得します。 |
Import External Skill
| 外部スキルを Workday にインポートします。 |
Import External Skill Mapping
| 外部スキルと既存の Workday スキルとの間のスキル マッピングをインポートします。 |
Import External Skill Sources
| 外部スキル ソースをインポートします。 |
Manage Skills | 従業員のスキルの追加と削除ができます。 |
Put Skill
| Skills Cloud を使用している場合、管理されているスキルとリモート スキルを追加または更新します。 |
Put Skill Profile | スキル プロファイルを作成および編集します。 |
Put Skill Profile Categories
| スキル プロファイル カテゴリを追加、編集、削除できます。 |
Put Skill Vendor
| 外部スキルにタグ付けされた外部のスキル ベンダーをロードします。 |
他の機能に関する以下の Web サービスは、Skills Cloud スキルをサポートしていますが、Skills Cloud には依存していません。
Web サービス | 考慮事項 |
|---|---|
常時有効な職務補充依頼の作成
| 常時有効な職務補充依頼を作成します。 |
職務補充依頼の作成 | ポジション管理の監督組織のポジションについて職務補充依頼を作成します。 |
ポジションの作成
| ポジション管理の人材配置モデルを使用して、監督組織のポジションを作成し、オープンにします。 |
常時有効な職務補充依頼の編集
| 常時有効な職務補充依頼を編集します。 |
職務補充依頼の編集
| 既存の職務補充依頼を編集します。 |
ポジション要件の編集
| 既存のポジション要件を編集します。 |
Get Candidates | リクエストで指定された候補者の情報を返します。 |
Put Candidate | リクエストで提供された情報に基づいて、候補者を追加または更新します。 |
職務プロファイルの送信
| 職務プロファイルを追加または更新します。 |
人材紹介会社の候補者の送信
| リクエストで提供された情報に基づいて、人材紹介会社の候補者プロセスを使用し、候補者を送信します。 |
関連性のある機能
Skills Cloud は Workday の以下の機能と連携します。
機能 | 考慮事項 |
|---|---|
キャリア ハブ | Skills Cloud はオンボーディングのスキルとスキル候補を提供し、キャリア ハブはそのデータに基づいてメンター、コネクション、ラーニング コンテンツを提示します。 |
報酬 | 報酬レビュー グリッドにスキル関連フィールドを含めることができます。 |
ラーニング | ラーニングのレッスン、コース、プログラムに Skills Cloud が推奨するスキルをタグ付けできます。ラーニング コンテンツに対するスキル候補が管理者に提供されます。また、スキルに基づいて Workday ラーニングのラーニング コンテンツが提示されます。 |
People Analytics | Skills Cloud を使用し、"スキル" トピックで、資格条件を作成して従業員の能力を追跡できます。 |
プロジェクト | 以下については、Skills Cloud スキルを要件として選択できます。
|
資格条件 | 以下については、Skills Cloud スキルを資格条件として選択できます。
職務プロファイルや職務補充依頼で使用できるスキル候補も提供されます。 スキル プロファイルの作成時にも Skills Cloud スキルを選択できます。 |
Talent Marketplace | オポチュニティ マーケットプレース アプリケーションとフレックス チーム アプリケーションでは、Skills Cloud を有効にする必要があります。Skills Cloud を使用して、フレックス チームや職務への応募を従業員に推奨します。 また、オポチュニティ マーケットプレースに初めてアクセスするユーザーに対してはスキル候補が提示されます。 完了したフレックス チームは、あるスキルについてフレックス チームのホストが従業員を推薦する場合のスキル ソースとして使用できます。 |
タレント レビュー | Skills Cloud スキルをタレント レビュー テンプレートに追加して、スキル データを収集できます。 |
Workday リクルーティング | 以下については、Skills Cloud スキルを選択できます。
Skills Cloud では、候補者のスキルのマッチングを計算するためにもスキルを提供しています。 |
Workday が提供する Touchpoints Kit とリソースは、テナント内の構成の関係を理解するのに役立ちます。Workday Touchpoints Kit の詳細については、Workday Community を参照してください。