概念: プロジェクト請求
プロジェクト請求では、顧客契約と Workday プロジェクトの情報を使用して、請求可能なプロジェクトの包括的な請求プロセスが作成されます。
プロジェクト レート シート
Workday では、複数のディメンションのプロジェクト レート シートを設定して、以下のことが可能です。
- プロジェクトに関して顧客に請求する。
- レート カテゴリを使用してプロジェクト価格設定ディメンションを定義する。
- 複数のプロジェクトに対してプロジェクト価格リストを作成する。
- 日次または時給のレート、顧客数、プロジェクト タイプなどのレート カテゴリに基づき、プロジェクト価格リストを設定する。
プロジェクト レート シートを使用して契約レートを設定できます。
請求レート ルール
Workday では、標準請求レート ルールを作成して、時間および経費の請求可能プロジェクトの請求レートをより細かく制御できます。
標準請求レート シート
Workday では、ルール ベースおよび従業員ベースの標準請求レート シートを作成して、プロジェクトにおける複数の契約にわたって請求レートを適用できます。以下のタスクを使用して、請求に必要な通貨ごとにレート シートを作成できます。
- ルール別の標準請求レートの管理
- 従業員別の標準請求レートの管理
Workday のタイム トラッキングとプロジェクト請求
Workday ではプロジェクト、タイム トラッキング、プロジェクト請求が統合されているため、プロジェクトの請求を設定および管理できます。以下のロールがそれぞれのプロセスの責任者です。
- タイム トラッキング管理者は、Workday タイム トラッキングでプロジェクト時間の入力を 1 回限りのタスクとして設定します。
- 従業員は、タイム トラッキングで時間ブロックを入力し、プロジェクト タスクに関連付けます。
- 契約管理者は、顧客契約、請求スケジュール、請求レート ルールのある契約レート シートを作成します。
- プロジェクト マネージャは、時間ブロックを承認または却下します。
- 請求担当者は以下を実行します。
- レートを編集および再計算する。
- 顧客の請求書を生成および印刷する。
- 請求可能な取引をレビューし、承認または却下する。
- 顧客債権の回収担当者は、顧客請求書を追跡および管理します。
時間ブロックの調整
顧客に請求するまで時間ブロックを調整することができます。つまり、取引の請求ステータスが "請求済" または "請求中" に変わると、時間ブロックは編集できなくなります。顧客への請求や収益の認識の後に変更を行うには、時間ブロックを削除して再入力する必要があります。時間ブロックが削除されたタイムシートをマネージャが承認すると、請求可能な取引から元の時間ブロックが取り消されます。取消の取引には、請求レート ルールの相殺も含まれます。
請求可能な取引のワークタグの取得ロジック
Workday には、すべての取引タイプに対して取得ルールの階層が用意されています。これらのルールは、請求可能な取引の請求書と収益勘定に関する評価結果のワークタグを照合および特定するのに役立ちます。
取引タイプ | ワークタグ取得ロジック ルール |
|---|---|
一時的な経費
一時的な雑費 一時的な時間 経費 時間ブロック | 以下が適用されます。
|
一時的なサプライヤ請求書
雑費 サプライヤ請求書 | 以下が適用されます。
|
ディメンション | ワークタグ |
|---|---|
ワークタグ取得ルール | 従業員: コスト センター
プロジェクト: 地域 |
従業員ワークタグ | TSerrano 2019/1/1
変更 2020/2/1
|
プロジェクト | コスト センター: 36100 - Consulting Service - North America
地域: USA - Northeast US |
契約行 | コスト センター: 71200 Field Sales - North America
地域: USA - Central US |
取引 | 日付 | ワークタグ |
|---|---|---|
時間ブロック | 2020/1/3 | コスト センター: 35000 Program Management
地域: (未入力) |
未収収益 | 2020/1/3 | コスト センター: 35000 Program Management
地域: USA - Northeast US |
顧客請求書 | 2020/2/1 | コスト センター: 32200 R&D Product Management
地域: USA - Northeast US |
マイルストーン
マイルストーンを作成して、タスクの完了を追跡し、請求スケジュール、収益認識スケジュール、分割支払請求をいつ処理するかを指定することができます。スケジュールや分割支払請求には、複数のマイルストーンを割り当てることができます。マイルストーン待ちとなっているスケジュールや分割支払請求は、処理が行われません。
以下のタスクを使用して、標準のマイルストーンを設定できます。
- 日付マイルストーン タイプの管理
- 日付マイルストーンの作成
標準のマイルストーンを顧客に追加すると、顧客マイルストーンになります。
"マイルストーンの検索"
レポートを使用すると、顧客マイルストーンの詳細を表示できます。顧客マイルストーンは、顧客と会社の組み合わせごとに固有のものとなっています。Workday では、以下のマイルストーン タイプがサポートされています。
- 請求スケジュールの最初の請求書: 初回の請求後に収益認識を開始する場合に使用する。
- 日付マイルストーン: 標準の日付マイルストーンを基に、顧客日付マイルストーンを作成する。
- プロジェクト タスク: プロジェクト タスクをプロジェクトのマイルストーンとして設定する。プロジェクト マイルストーンを使用して、プロジェクト取引の請求と、収益の認識を行うタイミングを制御します。プロジェクト フェーズまたはプロジェクト全体におけるプロジェクト マイルストーンを定義して、取引を請求に使用できるようにするタイミングを決定できます。マイルストーンとして設定されたプロジェクト タスクを契約マイルストーンとして使用できます。契約で使用中のプロジェクト タスクは削除できません。予定の完了日と実際の完了日を入力できます。プロジェクト タスクが完了し、終了日を入力すると、請求が行われます。終了日がマイルストーン完了日として使用されます。
請求スケジュールと分割支払請求
次の操作ができます。
- 契約行が、同一の会社および顧客に対して複数の契約に含まれている場合、この契約行を同一の請求スケジュールにリンクする。
- スケジュールを分類できるように、スケジュール タイプを定義する。このプロセスにより、検索、承認、レポート作成が簡単になります。
- 分割計上または取引の請求スケジュールを作成して特定のタイプの契約行を管理するか、一括請求スケジュールを作成して分割支払、取引、前払の契約行を 1 つのスケジュールで管理する。
Workday では、スケジュールされた開始日と終了日に基づいて分割支払請求が作成されますが、そのスケジュールは、契約行の開始日と終了日とは異なる場合があります。割り当てる請求書日付を設定し、分割支払請求の開始日とは異なる日付にすることもできます。
Workday では、請求スケジュールごとに以下の請求方法がサポートされています。これらの方法はスケジュールの全期間にわたり変更が可能です。
- 定義済の分割: 契約行ごとに最初と最後の分割金額を定義します。残りの金額は、他の分割支払請求に均等配分されます。この請求方法は、一括請求スケジュールでは使用できません。
- 均等スプレッド: 同じ金額で分割支払請求の設定回数を定義します。
- カスタム: 分割支払請求のあらゆる側面を自由に設定します。
請求スケジュールには、1 回以上の分割支払請求が含まれます。分割支払請求ごとに、以下が実行されます。
- 顧客請求書が作成される。
- 請求書行が生成される。
- 該当する契約行から属性が取得される。
分割支払請求を生成すると、以下のことが可能です。
- 個々の分割支払請求を手動で更新する。
- 契約金額が変更された場合に分割支払請求を自動で再生成する。この機能が適用されるのは、請求方法が "均等スプレッド" の場合、または収益認識方法が "均等スプレッド" と "日数" の場合に限られます。
- 契約行に変更を加えた際に、スケジュールを自動で更新する。
- カスタム スケジュールがある場合は、すべての分割支払請求を一度に編集する。
以下の場合は、Workday で "貸借不一致" ステータスが割り当てられます。
- 契約行の分割支払請求が正確にスケジュールされていない。
- カスタム スケジュールで超過請求になっている。
請求スケジュールの承認後は、分割支払請求から顧客請求書を作成できます。
分割支払請求からの顧客請求書の作成
"分割支払請求からの顧客請求書の作成"
タスクは、必要に応じて、またはスケジュールされたプロセスとして実行できます。このタスクでは、以下が可能です。- 請求書作成が可能な分割支払請求を選択する。
- 自動承認のために送信する請求書をマークする。
- 顧客請求書の一部を変更し、行を追加する。
- 請求書調整を行う際に、契約行を参照する請求書を作成する。