設定の考慮事項: 休暇残数
このトピックの内容を、休暇残数機能の設定と使用を計画する際の決定に役立てることができます。以下について説明します。
- 設定する理由
- Workday のその他の部分への適合
- 下流への影響と製品間インタラクション
- セキュリティ要件とビジネス プロセス設定
- 実装前に考慮しておく質問事項と制限事項
設定の全詳細については、タスクの詳細な説明を参照してください。
機能の概要
休暇残数は、特定の期間に従業員に付与された休暇数と使用された休暇数の差です。
業務上のメリット
Workday の休暇残数機能によって以下が可能になります。
- 休暇のトランザクションおよびレポートのパフォーマンスを最適化する。
- 従業員の現在の休暇残数を確認し、将来の残数を見積り、休暇付与率を設定する。
- 休暇申請のレビュー時に、従業員の未使用の休暇数を正確に予測する。
- 既存の残数を表示するときに、従業員の残数を自動的に再計算する。
- 休暇プラン残数を保存するときに、スケジューリングによって効率性を高める。
ユース ケース
休暇残数を設定すると、以下のようなさまざまなシナリオで休暇の単位数を追跡して管理できます。
- 年次有給休暇規定が異なる別のロケールへの従業員の異動。
- 休暇付与率の変更。例: 勤続期間報奨。
- 期中の退職または採用。
- 休暇プランの残数を参照する計算を作成して、資格条件に残数を使用。この計算は値の比較計算に使用できます。
考慮すべき質問事項
質問 | 考慮事項 |
|---|---|
どの残数を追跡しますか? | リソースと予算を正しく計画するために、以下を追跡できます。
|
休暇残数をどのタイミングで計算しますか? | 残数は、毎月第 3 日曜日の 01:00:00 (ローカル タイムゾーン) に保存されます。休暇プランとビジネス要件に合わせて手動でプロセスをスケジュールして、残数値と休暇付与数を保存することもできます。 |
退職した従業員の残数をどのように管理しますか? | "退職" ビジネス プロセスを設定して、残数を失効させるか、もしくは買い取ることができます。
|
休暇残数をどのタイミングで比例配分しますか? | 職務変更イベントの結果として休暇付与の値が変更された場合に、従業員に付与される残数を比例配分できます。この変更は、従業員が期間内に休暇付与自体の資格を取得または失効したか、休暇付与内の計算の解決方法が異なることが原因である可能性があります。以下の方法で休暇付与を比例配分できます。
|
休暇残数を誰に表示しますか? | 一定の残数タイプを社員に非表示にできます。例: 病気休暇。マネージャや管理者は残数をレポートで確認できます。 |
推奨事項
次のことを推奨します。
- プロセスをスケジュールし、休暇付与/休暇の残数を定期的に保存することで、パフォーマンスを最適化する。従業員の最初の処理期間からやり直すのではなく、保存された残数と休暇付与数を動的な計算の起点にすることができます。レポートに表示される残数と休暇付与数は、休暇プランで設定したルールに基づいて動的に計算されます。
- 休暇付与が定義可能な休暇プランについて、残数を追跡する。残数が無制限または常に無給の休暇プランについては、計算にゼロを使用する休暇付与を作成してください。
混乱を避けるため、以下の残数を非表示にすることをお勧めします。
- 残数がゼロの利用時取得休暇プラン。
- 休暇付与がない休暇プラン。
要件
過去の期間スケジュールを編集しないでください。残数計算でエラーが発生します。
制限事項
- 負の休暇残数の移動はサポートされていません。
- 従業員ベースの休暇プランのみ、残数を移動できます。
- パフォーマンス上の理由により、残数移動を伴う職務変更の一括操作は行わないことをお勧めします。
テナント設定
給与明細の生成時および休暇残数の保存時におけるパフォーマンスを向上させるには、
"テナント設定の編集 - 給与計算"
タスクで以下のチェックボックスをオンにします。
- 支給完了時
- 小切手の支払または給与明細の印刷が有効な従業員のみ
セキュリティ
"Time Off and Leave" 業務分野で以下のセキュリティ ドメインを設定します。
ドメイン | 考慮事項 |
|---|---|
Set Up: Time Off (Calculations - Absence Specific)
| ユーザーは休暇付与/休暇の残数の計算を作成できます。 |
Worker Data: Time Off (Time Off Balances)
| ユーザーは休暇プラン残数を上書きできます。 |
Process: Calculated Balances (Run)
| ユーザーは以下の処理を実行できます。
|
ビジネス プロセス
ビジネス プロセス | 考慮事項 |
|---|---|
職務の変更 | 休暇残数を移動するには、"休暇プラン間の残数移動の管理" アクション ステップを追加します。
|
職務の変更 | 従業員の資格が変更された場合に、将来の休暇申請を別のプランに変更するには、"休暇申請の更新" アクション ステップを追加します。
|
職務の変更 | 休暇付与に対する従業員の資格が変更された場合に、その従業員が受け取る残数を比例配分するには、"自動休暇付与調整" サービス ステップを追加します。この設定により、調整が行われる前に、休暇付与の "前倒しで付与" または "基準日" の設定が評価されるようになります。 |
退職
| 退職時の残数を 1 回の休暇調整ですべてキャンセルするには、 "休暇残数の調整" サービス ステップを追加します。 |
レポート
レポートまたはダッシュボード | 考慮事項 |
|---|---|
すべての休暇の残数
休暇の残数の表示 | 休暇残数と、テナント設定に基づく使用先を確認できます。 |
再計算で変更されたすべての計算残数
| 従業員の計算を表示して、残数の変更による従業員の残数に対する影響を確認できます。 |
組織の計算残数 (従業員別)
| 計算された実行日について、組織の計算残数と休暇付与を従業員別に確認できます。このレポートには、以下の内容に差異がある従業員が表示されます。
このレポートでは、積集合型セキュリティ グループはサポートされていません。 |
組織の繰越残数 (繰越日別)
組織の繰越残数 (従業員別) | リソースの割当や予算要件を計画するために、従業員または組織の繰越残数の失効時期を確認できます。 |
休暇結果の詳細
休暇結果のサマリ | リソースを正しく計画するために、特定の休暇プランの残数を確認できます。 |
組織の残数の上書き値
| このレポートでは、休暇プラン残数の上書きがあるすべての従業員を組織別に確認できます。
ただし、 "休暇プラン残数の上書きの管理" タスクとは異なり、このレポートでは、従業員に複数期間の上書きがある場合、合計残数が関連累積期間で分割されません。Workday では、従業員の行を表示するかどうかを決定するために、 "時間単位" フィールドにコンテキスト依存のロール ベースのセキュリティが使用されます。例: 休暇・休職パートナーのロールを持つ従業員がレポートを実行すると、自分の組織の他の従業員のデータを表示できますが、組織内で同様に休暇・休職パートナーのロールが割り当てられている従業員のデータは表示できません。 |
休暇計算残数プロセスのスケジュールの表示
| 休暇プランのスケジュールを表示して、変更またはキャンセルするためのタスクにアクセスできます。 |
インテグレーション
Web サービス | 考慮事項 |
|---|---|
Get Carryover Override
| 対象となる休暇プランについて、従業員の繰越期限または繰越限度の上書き値を確認できます。 |
Get Override Balances
| 社員およびその休暇プランに対して、休暇プランの残数の上書きを設定できます。 |
Get Time Off Plan Balances
| 従業員および休暇プラン別に、休暇プランの動的残数を確認できます。 |
Put Override Balance
| 外部ソースの休暇残数情報を Workday にロードできます。 |
関連性のある機能
機能 | 考慮事項 |
|---|---|
Workday 給与計算 | 給与明細に休暇残数を表示できます。 |
繰越 | 計算に休暇残数を含めて繰越限度を定義できます。 |
休暇 | 休暇残数を考慮して、申請された休暇の有給/無給を決定できます。 |