設定の考慮事項: 報酬資格ルール
このトピックの内容を、報酬資格ルールの設定と使用を計画する際の決定に役立てることができます。以下について説明します。
- 設定する理由
- Workday のその他の部分への適合
- 下流への影響と製品間インタラクション
- セキュリティ要件とビジネス プロセス設定
- 実装前に考慮しておく質問事項と制限事項
設定の全詳細については、タスクの詳細な説明を参照してください。
機能の概要
資格ルールは、勤務地、マネジメント レベル、ポジション、職務プロファイルなどの属性に基づいて社員をグループ化する動的リストを定義するものです。従業員の属性は、キャリア アップや昇進、社内の異動、転勤などが発生することによって変わります。資格ルールの作成には、属性と条件ルールを使用し、両者の論理関係を指定します。
例: Sam の勤務地はポートランド オフィスであり、ポートランドが勤務地の場合の資格ルールに基づく手当プランの対象になります。Sam がアムステルダムに転勤になりました。勤務地がポートランドの資格ルールは適用されなくなりますが、代わりにアムステルダムの資格ルールが適用されます。
業務上のメリット
資格ルールには以下の特長があります:
- 内定、採用、報酬レビューなどのビジネス プロセスにおいて報酬の値が自動的に入力されるようにすることによって、時間を節約し、整合性を高めることができます。
- 時間がかかりエラーの起きやすい手動での社員リストの管理が不要になります。社員リストの作成には社員の属性が使用されるため、属性が特定されるようにすることで、より効率的かつ柔軟にリストを管理できます。
- 規制やビジネス要件への対応が容易になります。
ユース ケース
- 社員グループに対して報酬プランの適用 (割当) や削除を行います。例: 管理職ではない社員で、特定の部門を除くすべての社員に同じ報酬プランを適用します。
- マネジメント レベル、勤務地、またはその両方に基づいて給与プランを割り当てます。
- "内定"、"雇用契約"、その他ビジネス プロセスの実行時に報酬を申請します。
- 勤続年数に基づいて離職手当プランを割り当てます。
- 職務補充依頼に適用される報酬プランまたはプラン プロファイルを定義します。
考慮すべき質問事項
質問 | 考慮事項 |
|---|---|
デフォルト報酬をポジションに設定しますか? | Workday では、デフォルト報酬がポジションに設定されている場合は、"採用" などのビジネス プロセスにおいてそのデフォルト報酬の値が自動的に読み込まれます。デフォルト報酬がポジションに設定されていない場合は、資格ルールが使用されます。
報酬コンポーネント (プラン、等級、パッケージ) は、 "ルールへの報酬コンポーネントの割当" タスクで資格ルールに割り当てることができます。そうすることで、ビジネス プロセスの実行中に特定の条件下で報酬の値が自動入力されるようになります。例: "採用" プロセスでは、以前の雇用、内定、職務補充依頼、ポジションから報酬の値が検索されます。
値が見つからない場合は、報酬コンポーネントに関連付けられている資格ルールから報酬の値が取得されます。 |
報酬プランを社員に割り当てるためにどのような条件を使用しますか? | 使用する条件を決定し、それらの条件に基づいて独自の資格ルールを定義します。
定義したら、プランを指定のグループに適用 (割当) できます。 |
定期的なメリット給、賞与、株式の報奨は、どの社員グループを対象としますか? | 報酬レビューには、メリット給、賞与、株式などのプランを指定する必要があります。報酬レビュー プロセスでは、指定したプランに割り当てられている社員が対象となり、資格ルールは直接は使用されません。
報酬資格ルールを設定する際は、定期的な報酬レビューおよびその対象従業員を検討します。 |
等級プロファイルを手動で割り当てますか? | 等級プロファイルおよび報酬プラン プロファイルに対して資格ルールを作成すると、ポジションと社員に関して正確かつ最新の状況が自動的に反映されます。 |
資格ルールは報酬プラン プロファイルにどのように割り当てられますか? | "テナント設定の編集 - HCM" タスクにアクセスし、"報酬" セクションで "報酬プラン プロファイルの資格ルール (高パフォーマンス) を有効にする" オプションを選択します。
相互排他的な資格ルールを計画および作成し、重複する社員グループを対象にしないことをお勧めします。 |
"ガイドライン" フィールドを手動で変更した場合、"ガイドライン" フィールドに基づいて資格ルールをどのように処理しますか? | 以下の両方の場合に、ビジネス プロセスでの報酬プランの割当に報酬のデフォルト値が適用されるように Workday を設定できます。
"テナント設定の編集 - HCM" タスクにアクセスし、"報酬" セクションで、関連するビジネス プロセスに対して "ガイドラインへの変更に基づくデフォルト適用を有効にする" オプション を設定します。参考: テナント設定の編集 - HCM" を参照してください。 |
推奨事項
Workday では、ソフトウェア開発プロジェクトのように資格ルールを設計、作成、管理することをお勧めします。
推奨事項 | 説明 |
|---|---|
計画 |
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設計 |
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開発 |
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テスト |
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反復 | 業務の変更に伴ってニーズが変化した場合は、組織および計画のフェーズに戻り、新しいニーズに資格ルールがどのように対応できるかを判断します。
最良のテスト手順であっても、特定の状況下でしか発生しない問題を見落としている可能性があります。実際の運用で問題が発生した場合は、その問題の原因が設計にあるのか、または実装にあるのかを判断します。テスト手順を適宜更新します。 |
要件
Workday では、報酬のデフォルト値の取得に報酬資格ルールが必要とされ、社員が適切な報酬コンポーネントに確実に割り当てられるようにします。
制限事項
影響はありません。
テナント設定
影響はありません。
セキュリティ
"Core Compensation" 業務分野の "Set Up: Compensation Rule" ドメイン
ビジネス プロセス
影響はありません。
レポート
"報酬資格ルール"
レポートにアクセスして、選択した資格ルールについて条件、報酬コンポーネント、職務プロファイルを表示します。インテグレーション
影響はありません。
関連性のある機能
報酬資格ルールは、Workday リクルーティングと連携します。
機能 | 考慮事項 |
|---|---|
ポジションと職務補充依頼 | デフォルト報酬がポジションに設定されている場合、報酬の値はポジションから自動入力されます。設定されていない場合は、資格ルールが使用されます。
デフォルトの報酬がない場合に使用される資格ルールをポジションまたは職務補充依頼に対して設計します。 |
Workday リクルーティング | "内定" や "雇用契約" のビジネス プロセスでは、報酬の値が職務補充依頼から取得されます。
ただし、報酬の値が見つからない場合は、資格ルールが使用されます。 |
Workday が提供する Touchpoints Kit とリソースは、テナント内の構成の関係を理解するのに役立ちます。Workday Touchpoints Kit の 詳細については、Workday Community を参照してください。